コービーやカリーなど
NBA一流選手の名言を英語で紹介
今回は、NBA選手の名言から英語を学んでみます。
元レイカーズコービー・ブライアント
レイカーズのコービー・ブライアントは、引退後の2016年、ESPN ICON Award で表彰された際のスピーチにてこのように語っています。
“Rest at the end, not in the middle”
途中で休むな、最後に休め。
これは、コービー自身が高校生の頃、教師の一人が言った言葉だったそうですが、この言葉が気に入ったコービーは深く胸に刻んだそうです。
at と in の違い
the end の前には “at” が付けられ、the middle の前には “in” が付けられています。
これを感覚的に表現すると、“at” はひと地点を指すのに対し、“in” は区間中を指すようなイメージです。
従って、the end(終わり)の対疑義の the beggining(始まり)の場合も、at the beginning と at となります。
レイカーズレブロン・ジェームズ
2011年、当時マイアミ・ヒートに所属していたキング・レブロンはダラス・マーベリックス相手にNBAファイナルで敗れてしまいます。その試合後、彼がこのようなツイートをしています。
“The Greater Man upstairs know when it’s my time. Right now isn’t the time.”
-2011年6月13日 レブロン本人のツイートより
○○は自分の時間が来た時を知っている。でもそれは今じゃない。
本文意訳
The Man upstairsの意味
あえて、 The Greater Man upstairs の部分のみ訳しませんでしたが、これは直訳すると「2階に住む、より良い男性」といった意味になってしまいます。
さて、どういう意味なのでしょうか。
Oxford Languagesでの定義によりますと以下のようになります。
神を呼ぶとき、アメリカでは、the man upstairsが使われるようです。
つまり、レブロンの名言では、「神はおれが輝く時を知っている。でもそれは今じゃないんだ。」と2011年に言っていたようです。
その後は皆さんご存じの通り、彼の時間がやってきましたね。。。
ウォリアーズステフィン・カリー
時代は遡る事、2009年。まだ弱小チームだったウォリアーズにルーキーとして大学から入ったばかりのカリーがこんなツイートをしていました。
“Promise to all the Warrior fans…we will figure this thing out…if it’s the last thing we do we will figure it out”
-2009年11月12日 カリー本人のツイートより
ウォリアーズファンに約束するよ…
おれたちは必ず figure out する。
もしそれが、the last thing we doだったとしても…
本人ツイート意訳
このカリーの名言からは、2つ重要なフレーズを紹介していきます。
複雑な “figure out”
まず、ひとつ目に “figure out” 。
あまり学校では習わない表現ですが、日常英会話では非常に耳にする英フレーズです。
英英辞典では、このように定義されています。
上記を訳すと、「理解するまで、(人や物を)考える。」という意味になります。
「問題を解決する」といったニュアンスに近いでしょう。このフレーズは海外ドラマなどで必ずといっていいほど、耳にします。
It’s the last thing we do
さて最後に “if it’s the last thing we do we will figure it out” という表現があります。
直訳すると、「最後にやる事」となりますが、どういう意味なのでしょうか。
“the last thing we do” は、英語のフレーズで「何が何でも」という意味になります。
(地球が破滅する前の?)最後にやる事となったとしても何が何でもやる。といった感じに派生しているのでしょう。
従ってカリーからの名言は以下のような訳となります。
2009年に上記のようなツイートをしていたルーキー時代のカリー。
13年後の2022年では、オールスターMVPとファイナルMVPに加え、4つのチャンピオンリングを指に輝かせ、王朝時代を築き、ウォリアーズファンとの約束を果たしました。
かっこいい。。。
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