徹夜の仕事や夜間練習で頑張っているアピールする人の末路…

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当ブログでは、海外研究や論文を元にした科学的な練習法を紹介したり、話題の海外スポーツトピックから、データベースな新情報をお伝えしております。 たまにスポーツ英語も紹介。

MLB、NBA、NPB、ヨーロッパサッカーが題材となっていることが多いです。

筆者は、ダルビッシュ有さんとフアン・ソトの大ファンで、夢はサンディエゴに生で見に行くこと。高校まではただの野球人だったが、海外のスポーツが好き過ぎて、英語を学び、日本の外に住んでいる20代。

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 ‘‘私は寝ずに練習を頑張っている’’

‘‘仕事が終わらずに徹夜で終わらせた’’

などと頑張っているアピールをする人や

‘‘寝る間を惜しんで練習したから私は成功した’’

と言い張る過去の成功者など皆さんの周りにもいませんか?

 
このような寝ていること=サボっていると考えてしまう現代ですが、本当にそうなのでしょうか?

 そこで今回は、夜中にNBA選手がツイートをした次の日のゲームパフォーマンスと夜中にツイートしていなかった次の日のゲームパフォーマンスを調べた、という何とも独特な研究を紹介いたします。
ニューヨーク州立ストーニーブルック校が分析した2018年の研究です。

112人のNBA選手が対象となっており、試合前日の夜中にツイートがあった日はなかった日に比べ…

ポイント数、リバウンド数の減少
・午後11時から午前7時までの間にツイートがあった日はシューティングパフォーマンスに低下が顕著で、シュート成功率は約1.7%減少

 このように、明らかなパフォーマンスの低下が見られました。
 夜遅くにツイートをしているということは即ち睡眠が削られている、もしくは夜に電子機器を使用していることからブルーライトによって睡眠の質が落ちてしまっていることも考えられるでしょう。
 

 やはり睡眠は重要だということですね、、、
 睡眠が試合の結果や個人のパフォーマンスに影響を与えていると考えると、昔ながらの皆が寝ている間に練習をするといった根性論は、むしろパフォーマンスには悪影響である。という結論になります。これによって徹夜で頑張っていると言い張る人は、自分の能力を自ら下げてしまっている状態となりますので、余計に仕事などを溜め込んでしまったりして、また徹夜するという負のループに陥ってるのかもしれません。
 
 以前も当ブログにて睡眠に関する読んだ本をまとめましたが、現在の最先端科学でも人間がなぜ眠るのか、多くの仮説は飛び交うものの正確には解明されていません。遠い昔まだ人間が狩猟民族であったときに睡眠ほど人間にとって不必要な行動はありませんでした。なぜなら1日のおよそ3分の1の時間は取られてしまうことに加えて、その間は意識もなく敵に襲われる可能性も高いからです。しかし我々人類に睡眠という機能が重要であったことから、今現在もこの行動は生活の3分の1に取り入れられています。私たちにとって休息が大切なのは間違いないので、寝ずに頑張っているアピールをしながら能力を下げるのをやめて自分の身体にベストな睡眠時間を積極的に取り込むことを日常から意識しましょう。

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Reference 

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