スポーツや日常生活にも利用可能なゲームの驚くべき力とは

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当ブログでは、海外研究や論文を元にした科学的な練習法を紹介したり、話題の海外スポーツトピックから、データベースな新情報をお伝えしております。 たまにスポーツ英語も紹介。

MLB、NBA、NPB、ヨーロッパサッカーが題材となっていることが多いです。

筆者は、ダルビッシュ有さんとフアン・ソトの大ファンで、夢はサンディエゴに生で見に行くこと。高校まではただの野球人だったが、海外のスポーツが好き過ぎて、英語を学び、日本の外に住んでいる20代。

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 スポーツの試合前、こんなことが起きたらどうしよう。。失敗したくない。。などの不安感。
過去のミスを引きずり、その嫌な思い出が、突然フラッシュバックしてきて苦しんだ経験をみなさん一度はお持ちだと思います。

 そんなあなたに突然質問ですが、スマホゲームやテレビゲームは日常的に行いますか?

 ゲームを長い時間プレイするのは、時間の無駄であると世間一般的には言われます。ゲームは一種の依存症を引き起こす原因である。とか、勉強時間の低下に繋がる。など多くのネガティブなイメージがついてしまっているゲームですが、今回はそんなゲームが持っている驚くべき力を紹介します。

 それは‘‘プレッシャーがかかったり不安感に苛まれた時にそれらを遮断する能力’’です。

 ゲームには、意外にも不安感の減少を促す効果が研究によって発見されています。

 
 手術前の不安に苛まれている子供達に、ゲームをプレイすることを許可をしました。すると、不安感の減少が見られ、手術後も通常の薬を与えられた子供達に比べ、不安感が半分以下に抑えられ、副作用に苦しむことがなかったそうです。ゲームには他にも憂鬱、肉体の痛み、トラウマを抑えることができる効果があるそうです。

 メカニズムを説明しますと、大量の視覚注意力を使うゲームを行うことによって脳の思考や感情を司っている部位が占領され、不安感やパニックになることが抑えられるということです。
 要するに脳の注意力やリソースが取られて、不安を感じている暇を無くすというのが鍵となっているわけです。

 言われてみると、メジャーリーグで活躍している大谷選手が試合の事を考えたくないため、「試合前には映画を見ている」というコメントを聞いたことがあります。
 一流選手も脳の注意が不安感に向かないように注意コントロールをしているようです。

 しかしここにはひとつ注意点があり、ゲームは何でも良いかというとそうでもないところです。視覚注意力を最大限に使わなくてはならない、即ち集中しなくてはならないゲームです。

 そこでおすすめはテトリスです。スマホのアプリでも出ているため、どこでも不安を感じた時や、トラウマがフラッシュバックしてきた時に簡単にプレイできます。今のアプリでは、3分間でどれだけのスコアを出せるかを競うような、タイムアタック方式のテトリスもありますので、長時間のプレイを避けたい方は試してみると良いでしょう。

 今回は世間一般的には時間の無駄であると言われているゲームの驚くべき力について紹介しました。手軽にプレイできるため使い方には注意して、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

Reference; https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/16972829/
 

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