今回は、学生を対象に行われた睡眠に関する研究を紹介致します。
被験者は12人(女性;7人、男性;5人)の大学代表のテニスプレイヤーです。
1週間は通常の睡眠をとってもらい、ベースラインを測ります。そして次の1週間は睡眠延長期間となり、被験者は少なくとも昼寝も含めて1日に9時間寝るように指定されました。
その結果、どれほどサーブの正確性が変わるのかを計測。
加えて実験中は特殊な装置により、日中の眠気とカフェイン消費量もモニタリングされていました。
その結果は、被験者の最初の1週間(ベースライン期間)と睡眠延長期間の1日あたりの睡眠時間の差は、およそ2時間で、サーブの正確性は35.7%から41.8%へと上昇。
この実験はおよそ2時間の睡眠時間を増やすだけでも、学生のスポーツパフォーマンスに影響が見られることを示唆しています。やはり睡眠は学習において、長期的に記憶するのに有効であることは幅広く知られていますが、スポーツのパフォーマンスにまで影響しているのですね。
こちらは大学生を対象に行われていますが、日本の中高生の年代で部活動に打ち込んでいる年代の方々にも十分に効果は得られるでしょう。夜はきっちり寝るべきですね。。。