MLBとNPBの比較

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MLB、NBA、NPB、ヨーロッパサッカーが題材となっていることが多いです。

筆者は、ダルビッシュ有さんとフアン・ソトの大ファンで、夢はサンディエゴに生で見に行くこと。高校まではただの野球人だったが、海外のスポーツが好き過ぎて、英語を学び、日本の外に住んでいる20代。

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 今回は大谷選手が現在所属するロサンゼルスエンジェルス傘下のマイナーリーグ選手と広島東洋カープを比較した調査が掲載されていましたので紹介致します。
 こちらは2015ー2019年の怪我の種類や怪我のメカニズム、欠場日数を比較した調査でアメリカと日本のプロ野球では怪我の傾向や投手の投球傾向は違うのかが、メインに調査されていました。

調査されたエンジェルス傘下の選手は広島の選手に比べて、骨格の違いで身長はより高く、体重は重く、まだマイナーにいることもあり若い選手が多かったそう。

結果としましてはこのようになりました。

エンジェルスの選手は日本の選手に比べて….

・球速はより速い。
・より多くのブレーキングボール(カーブボール)を投げた。
・リリーフ投手はより多くのスライダーを投げた。
・ MLBは、NPBと比較して、怪我の発生率が3.7倍高い。
・しかし怪我ごとの選手の欠場日数が少ない。
・怪我の再発が多い。
・投球、接触、および競技外で発生した怪我の割合が高い。

 MLBのリリーフ投手がより多くのスライダーを投げてる理由とかあるのか疑問に感じましたけど、MLBの投手は、NPB系列の投手と比較して技巧派よりも真っ直ぐとブレーキの効いたカーブを使う、本格派が多いという事ですね。ここら辺は容易に想像できる結果でしたが、怪我の発生率が3.7倍も高いのは驚きですね。しかしながら、復帰までの時間は早く、再発率は高い。MLBの中継とか見ていると分かりますが、ブルペンにいるリリーフとか20−30球くらいで肩温めて、すぐに登板しちゃいますからね、アメリカは。。。それに加えて、試合数も162試合って。。。タフですよね。

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というわけで今回は、MLBとNPBを比較した論文を紹介致しました。
ぜひ参考までにどうぞ。

Reference; https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34046509/

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