ランニングは本当にあなたに健康をもたらすのか。

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当ブログでは、海外研究や論文を元にした科学的な練習法を紹介したり、話題の海外スポーツトピックから、データベースな新情報をお伝えしております。 たまにスポーツ英語も紹介。

MLB、NBA、NPB、ヨーロッパサッカーが題材となっていることが多いです。

筆者は、ダルビッシュ有さんとフアン・ソトの大ファンで、夢はサンディエゴに生で見に行くこと。高校まではただの野球人だったが、海外のスポーツが好き過ぎて、英語を学び、日本の外に住んでいる20代。

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 健康的な私生活やダイエットと言われて、まず大切なのは運動だと思っている方も多くいると思います。その中でも手軽にできるのがランニングで、特にトレーニング器具や特殊な知識も必要なく手軽にできるため多くの人に親しまれています。加えて、アスリートはオフに積極的休養として、有酸素運動のため長時間の緩めのランニングを採用しています。

 それでは今回は、幅広く親しまれているランニングが少し危険なのではないかと警告を鳴らしている論文を紹介致します。さらにランニングが、私たちの身体にもたらす弊害も説明します。

 近年は大気汚染がひとつの大きな問題となっていますが、PM2.5をご存知の方も多くいらっしゃると思います。そんな大気汚染の中でのランニングはどうなのかという問題です。

 この論文は、大気汚染の中での運動は肺にストレスがかかるため、身体活動レベル(心肺機能)などの低下と運動が続きづらいことが示唆しています。せっかくランニングで得られる血液循環のメリットが、都市部では大気汚染によって心肺機能にストレスがかかり、ランニングのメリットと相殺し合います。それよりもむしろ、デメリットの方が大きいと研究では示唆されているくらいです。

 特に東京などの都市部、または地方の車通りが多いところなどは大気汚染のレベルも高そうですね….
大気汚染は発展途上国ではもっと深刻な問題ですから、海外旅行に行った時などにランニングされる方は気をつけましょう。

 身体的にもランニングはデメリットが多くて、ストレスホルモンの一種であるコルチゾールがランニングを45分以上すると大量に出てくるため、余計にストレスが溜まり、食欲も増すんだとか。

 これらの理由によってランニングから得られる実際の効果と言うのは、
気持ち良い感覚もしくは
やった感だけということになります。

ということで、今回はランニングの弊害についてエビデンスをもとに解説しましたが、対策は以下にまとめておきます。

健康維持レベルでの運動でしたら、森の中などの自然でやる方が良いのかもしれません。

もしもアスリートレベルの方が軽めの有酸素運動をするのであればトレーニングマスクも有効です
HIITなどの辛いトレーニングをしてトレーニングマスクが着用できないのであれば、極力森や自然の中でやる方が良さそうです。
トレーニングマスクはこういったもの↓↓↓


 ダイエットを目的にランニングしている方は、ダイエット方法を変えてみるとよいかもしれません。
具体的には、運動(ランニングもしくは1時間相当力を込めた筋トレ)を頑張っても約300kcal(約菓子パン1つ)くらいしか燃えません。それよりもむしろ菓子パンを減らしたり、砂糖たっぷりのジュースや炭酸飲料を減らしたほうがマシな感じはします。もしくは可能でしたら、科学的に正しい断食などを取り入れてみると効果的かもしれません。

 それに加えて、日常でなるべくエレベーターを使わずに階段を使うなどの工夫をすれば、より効率的かつ労力を減らしたダイエットができるでしょう。

 PM2.5濃度が高い地域の人は、不安レベルや鬱の症状が出る可能性が高いと示唆されている研究なども、近年は多くなってきています。日本は徐々にその濃度は下がってきているそうですが、まだ大気汚染されている状態ですので、やはり自転車移動などが多い方は、トレーニング用のマスクなどを装着するのがよいのではないでしょうか。

Reference; https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0160412020319097

 
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