野球はノンコンタクトスポーツ(体のぶつかり合いがない)にも関わらずケガが多いスポーツの1つと言われております。
プロでもアマチュアでも、野球人生に大きく関わって来るのがケガですよね。それに少年野球をやっているお子様をお持ちの親御さんたちは子供がケガに苦しんでいるのを見るのは辛いです。そこで今回はそんな野球人生を決める可能性があるケガのリスクについて調べた研究をご紹介いたします。少年野球のみならず高校や大学野球の方々でも怪我のリスクを最低限に抑える事ができる可能性がありますので参考までにどうぞ。。
481人の9-14歳の少年野球をやっている少年たちを対象に10年間追跡調査した研究です。
疑問としましては本当に肩は消耗品なのか、それに加えてどれくらいの投球イニング数に抑えるべきなのかといったところです。
ここでのケガの定義は肘もしくは肩の手術を受ける、そして投げ過ぎによる故障のために引退を余儀なくされた選手達です。
結論は1年間で100イニングス以上の投球回を投げたピッチャーのケガを発生する可能性が100イニングス以下のピッチャーに比べて3.5倍高かったそうです。
加えて被験者のピッチャーの中でも降板後にキャッチャーに回った子供もケガの発生率が上昇したそうです。
研究者はこのようにまとめています。
年間の投球回を制限することは怪我のリスクを軽減することを助けてくれる可能性がある。加えて少年野球のピッチャーは色々なポジションを若いうちに経験することを薦められていますが、キャッチャーだけは避けた方がいいのかもしれません。
やっぱり肩は消耗品みたいです。まぁボールを速く投げるようには人類の体は進化してきてないので当然の結果かも知れないですね。。
加えて、キャッチャーもピッチャーと同じだけの球数を投げるので、やはりケガはしやすくなってしまう。あまりこの事実は広まってないですよね。
やっぱり高校野球とかもイニング制限はもっと積極的に取り入れるべきなんですよね、、、
日本の未来を照らしてくれる希望ある選手たちのためにも、このような研究結果が野球のみに関わらず日本の指導者達に広まることをただ祈るばかりです。。
Reference; https://journals.sagepub.com/doi/abs/10.1177/0363546510384224