「準決勝」「決勝」「ベスト16」は英語で? MLB・NBA・欧州サッカーで言い方が全然違う【米英比較】

MLB 野球
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SPORTS × ENG

「Sports x Eng スポーツで英語を学ぶ」を運営しています。
MLB、NBA、NPB、ヨーロッパサッカーが題材となっていることが多いです。
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管理人は、大の海外スポーツファンで、昨年はサンティアゴベルナベウでレアルマドリードを観戦。NBAとMLBは今年西海岸で観戦予定。高校まではただの野球人だったが、海外のスポーツが好き過ぎて、英語を学び、日本の外に住んでいる20代。

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FIFAワールドカップ2026も準決勝がスタート。「準決勝」を英語で言おうとして詰まったこと、ありませんか。

さらに厄介なのが 「ベスト16」。これ、実は英語では通じません。best 16 と言っても外国人はキョトンとします。“ベスト16” は和製英語なのです。

この記事では、トーナメントの各ステージの正しい英語を、欧州サッカー(イギリス英語)を軸に整理します。そのうえで、MLB・NBAといったアメリカのスポーツでは そもそも言い方の発想が違う ことまで解説します。スポーツは、生きた英語を覚える最高の教材です。

日本語欧州サッカー(正式英語)ざっくり言うと
決勝final最後の1試合
準決勝semi-final(s)決勝の1つ前
準々決勝quarter-final(s)準決勝の1つ前
ベスト16round of 16 / the last 16❌ best 16 は通じない
ベスト8the last 8(= quarter-finals)残り8チーム

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1. 基本は欧州サッカー(イギリス英語)で覚える

「準決勝」「準々決勝」「決勝」という日本語の発想は、勝ち抜き戦(knockout tournament) のあるサッカーにそのまま対応します。まずはここを土台にしましょう。

決勝 = final

  • They reached the final. (彼らは決勝に進出した)
  • the Champions League final (チャンピオンズリーグ決勝)

準決勝 = semi-final(s)

semi- は「半分・準〜」を表す接頭辞。決勝の一歩手前です。

  • They lost in the semi-finals. (彼らは準決勝で敗れた)
  • a semi-final match (準決勝の試合)

⚠️ 発音の注意:「セミ」と「セマイ」の2通りがある semi- の読み方は1つではありません。「セミ」/ˈsemi/ と読む人もいれば、「セマイ」/ˈsemaɪ/ と読む人もいます。ざっくりした傾向として——

  • イギリス英語 … 「セミ」(semi-final =「セミファイナル」)が多い
  • アメリカ英語 … 「セマイ」(semi-final =「セマイファイナル」)もよく聞く

どちらも正しく、話し手やその単語によっても揺れます。相手が「セマイ」と言っても聞き取れるように、両方を耳に入れておきましょう。ちなみにアメリカで大型トレーラーを指す a semi は、ほぼ 「セマイ」 と読まれます。

準々決勝 = quarter-final(s)

quarter は「4分の1」。ベスト8=残り8チームで戦うので “quarter”(4分の1に絞る戦い)です。

  • They were knocked out in the quarter-finals. (彼らは準々決勝で敗退した)

ベスト16 = round of 16 / the last 16

ここが日本人がいちばん間違えるポイント。“best 16” は英語ではありません。

正しくは以下のどちらか。

  • round of 16(アメリカ英語で特によく使う)
  • the last 16(イギリス英語でよく使う)

They advanced to the round of 16. (彼らはベスト16に進出した)

Only the last 16 teams remain. (残っているのは16チームだけだ)

同じ発想で、ベスト8は the last 8(= quarter-finals)、ベスト4は the last 4(= semi-finals)とも言えます。

イギリス英語 vs アメリカ英語 スペルの違い

イギリス英語では semi-final / quarter-final(ハイフンあり)が標準。アメリカ英語では semifinal / quarterfinal(ハイフンなし・1語)で書かれることが多いです。意味は同じなので、読めれば問題ありません。


2. MLB(野球)は “semifinal” と言わない

アメリカのスポーツでは、準決勝・準々決勝という言葉をほぼ使いません。

なぜか。MLBやNBAの上位争いは、1試合の勝ち抜きではなく 「シリーズ(series)」=複数試合の勝ち越し勝負 だからです。だから “final” ではなく “series” という単語が主役になります。

MLBのプレーオフは、勝ち上がりの各段階に固有の名前がついています。

段階正式名称サッカーで言うと…
決勝World Seriesfinal
準決勝相当League Championship Series(ALCS / NLCS)semi-finals
準々決勝相当Division Series(ALDS / NLDS)quarter-finals
その前Wild Card roundround of 16 的な入口

覚えるべき基本フレーズ

  • The Dodgers won the World Series. (ドジャースがワールドシリーズを制した)
  • They advanced to the ALCS. (彼らはリーグ優勝決定シリーズに進んだ)
  • a best-of-seven series (7戦4勝制のシリーズ)

ポイント:best-of-seven という言い回し

「◯戦◯勝制」は best-of-(試合数) で表します。

  • best-of-seven = 7戦制(先に4勝)
  • best-of-five = 5戦制(先に3勝)

この best-of- は日常でも「〜の中でいちばん良いものを選ぶ」という感覚で応用できます。


3. NBA(バスケ)も “conference” と “series” が主役

NBAも同じくシリーズ制。さらに 東西のカンファレンス(conference) に分かれて戦うため、”Conference Finals” のような独特の呼び方になります。

段階NBAの正式名称サッカーで言うと
決勝NBA Finalsfinal
準決勝相当Conference Finalssemi-finals
準々決勝相当Conference Semifinalsquarter-finals
その前First Roundround of 16 的

覚えるべき基本フレーズ

  • They made the NBA Finals. (彼らはNBAファイナルに進出した)
  • They were eliminated in the first round. (彼らは1回戦で敗退した)
  • the Eastern Conference Finals (東カンファレンス決勝)

2023-24シーズンからはNBAカップというトーナメント方式の大会がシーズン中にスタートしました。こちらでは基本的にシリーズではなく、サッカーと同様、semifinal, finalなどが使用されています。

advance と eliminate は必修動詞

  • advance to ~ = 〜に進出する
  • be eliminated = 敗退する(=勝ち残りから消される)

この2語はサッカーでもバスケでも野球でも共通で使えます。


4. 日常で使い回せる! トーナメント英単語

スポーツで覚えた単語は、そのままビジネスや日常で武器になります。ここが「スポーツで英語を学ぶ」いちばん重要なポイントです。

final → 「最終の」「決定的な」

Let’s finalize the plan by Friday. (金曜までに計画を最終決定しよう)

Is that your final answer? (それが最終的な答えですか?)

※学生の「期末試験」も finals と言います。 I have finals next week.

semi- → 「半分・準」を表す万能接頭辞

semifinal で覚えたこの接頭辞は、日常語に無数に潜んでいます。

  • semicircle(半円)
  • semi-annual(半年ごとの)
  • semi-detached house(イギリスの二軒続き住宅)
  • semi-retired(半分引退した状態)

quarter → 「4分の1」「四半期」

quarter-final の quarter は、ビジネスで超頻出。

Our sales grew in the third quarter (Q3). (第3四半期に売上が伸びた)

We hold quarterly meetings. (四半期ごとに会議を開いている)

※時刻の a quarter past three(3時15分)、25セント硬貨の quarter も同じ語源。

round → 「回・巡」

round of 16 の round は、面接や交渉の「ラウンド」に直結します。

I passed the first round of interviews. (一次面接を通過した)

Let’s schedule another round of talks. (もう一度、話し合いの場を設けよう)

※飲み会の It’s my round.(次は俺のおごりね)も同じ round です。

seed → 「シード」

トーナメントの「シード(第◯シード)」は英語でもそのまま seed

They’re the top seed in the tournament. (彼らは大会の第1シードだ)

※日常では seed money(起業の元手・種銭)としても使います。

knockout → 「勝ち抜き」…そして「超魅力的」

勝ち抜き戦は knockout tournament。この knockout、スラングでは 「めちゃくちゃ魅力的な人・もの」 の意味に化けます。

That dress is a knockout. (そのドレス、最高にイケてる)


5. まとめ:3秒で復習

言いたいこと正しい英語
サッカーの決勝に進んだThey reached the final.
サッカーの準決勝で負けたThey lost in the semi-finals.
サッカーの準々決勝で敗退したKnocked out in the quarter-finals.
ベスト16に進出したAdvanced to the round of 16.
野球の”決勝”the World Series
バスケの”決勝”the NBA Finals
一次面接を通過したPassed the first round.
第3四半期the third quarter

この記事のいちばん大事な結論

  • サッカー(欧州)final / semi-final / quarter-final / round of 16 で覚える。これが基本形。
  • 野球・バスケ(米国) … 準決勝という単語は使わず、series / conference / round という独自の言葉で表す。
  • 「ベスト16」は和製英語。英語では round of 16 / the last 16

「準決勝」という一語を掘るだけで、四半期・面接・最終決定と、日常語彙がぐんと広がりました。次に試合を観るときは、実況が “semi-final” と言うか “Conference Finals” と言うか、耳をすませてみてください。


よくある質問(FAQ)

Q. 「準決勝」は英語で? A. semi-final(イギリス英語)/semifinal(アメリカ英語)です。ただしMLB・NBAではこの語は使わず、League Championship SeriesConference Finals のように独自の呼び方をします。

Q. 「準々決勝」は英語で? A. quarter-final(s) です。the last 8 とも言えます。

Q. 「決勝」は英語で? A. final です。野球は World Series、バスケは NBA Finals と固有名で呼びます。

Q. 「ベスト16」は英語で通じる? A. best 16 は和製英語で通じません。正しくは round of 16 または the last 16 です。

Q. semifinal と semi-final、どっちが正しい? A. どちらも正解です。アメリカ英語はハイフンなしの1語、イギリス英語はハイフンありが一般的というスペルの違いだけで、意味は同じです。

Q. semifinal の発音は「セミ」?「セマイ」? A. 両方あります。semi- は「セミ」/ˈsemi/ とも「セマイ」/ˈsemaɪ/ とも読まれ、イギリス英語では「セミ」、アメリカ英語では「セマイ」が比較的多い傾向です。どちらも間違いではありません。

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