「67」スラングの意味とは?バスケ発祥の流行語をLaMelo Ballの発祥から解説
SNSやバスケの動画を見ていて、「6-7(シックスセブン)」 という言葉を耳にしたことはないでしょうか。
コメント欄が「67」で埋まっていたり、海外の子どもたちが両手を上下に振りながら「シーックス、セブン!」と叫んでいたり。意味が分からないまま、なんとなく流していた方も多いはずです。
あまり世間では見向きされない、マニアックなスポーツ英語を定期的に紹介しています。今回はバスケ界から爆発的に広まったスラング “67” / “six seven” についてです。
そして実は、この「67」を理解しようとすると、英語の身長の言い方という、地味だけれど一生使える知識にたどり着きます。そこまで一気に解説していきます。
結論:「67」に明確な意味はない
先に結論をお伝えします。
“67”(シックスセブン)には、はっきりした意味がありません。
- 会話の中に「6」や「7」が出てきた瞬間に叫ぶ
- 数字の67を見つけたら叫ぶ
- 特に理由もなく叫ぶ
といった使われ方をします。
英語圏の学校では授業中に連呼する生徒が続出し、教師が禁止するほどの社会現象になりました。
読み方は「シックスセブン」
表記は 6-7 / 67 / six seven など揺れがありますが、読み方はいずれも 「シックスセブン」 です。
ここで大事なのは、“sixty-seven”(シックスティーセブン=67という数)ではないという点。「6と7」を並べて読む、“six seven” です。
この読み方の違いが、後で説明する「身長」の話につながる重要なポイントになります。
発祥はラップの楽曲
「67」の直接の出どころは、アメリカのラッパー Skrilla の楽曲に登場するフレーズだとされています。音の気持ちよさだけが残って独り歩きした、という点も含めて、非常にインターネット的な流行語です。
なぜバスケ動画から広まったのか|LaMelo Ballと6’7″
ここからが本題です。
この曲を爆発的に広めたのが、NBAシャーロット・ホーネッツの LaMelo Ball(ラメロ・ボール) のハイライト動画と言われています。
理由はシンプルで、LaMelo Ball の登録身長が 6’7″、つまり 「シックスセブン」 だから。
- 曲の「6-7」というフレーズ
- LaMelo Ball の身長「6’7″」
この2つが完全に一致したことで、彼のハイライト映像にこの音源を乗せた動画が量産され、一気に広まっていきました。
意味のない言葉が、バスケという文脈を得たことで一気に「使える」ものになった、というのが67ブームの構造です。
【重要】英語での身長の言い方|6’7″ はなぜ「シックスセブン」なのか
さて、ここが本記事で一番役に立つパートです。
なぜ LaMelo Ball の身長は「6’7″」と書いて「シックスセブン」と読むのか。
フィートとインチの基本
英語圏(特にアメリカ)では、身長を feet(フィート)と inches(インチ) で表します。
- 1 foot(フィート)= 12 inches(インチ)= 約30.48cm
- 1 inch(インチ)= 約2.54cm
表記のルールは以下の通りです。
| 記号 | 意味 |
|---|---|
| ‘(アポストロフィ1つ) | feet(フィート) |
| “(アポストロフィ2つ) | inches(インチ) |
つまり 6’7″ は「6フィート7インチ」。計算すると、
6 × 30.48 + 7 × 2.54 = 約201cm
LaMelo Ball は約201cmの選手、ということになります。
読み方のバリエーション
同じ 6’7″ でも、場面によって言い方が変わります。
| 英語 | ニュアンス |
|---|---|
| six foot seven | 最も一般的。丁寧な言い方 |
| six seven | 会話・実況での省略形。ネイティブはこれが多い |
| six feet seven inches | 正式・フォーマル |
| six-seven(形容詞的に) | a six-seven forward(6フィート7インチのフォワード) |
日常会話では圧倒的に “six seven” が使われます。 だからこそ、あのフレーズがそのまま身長とリンクしたわけです。
例文
How tall is he? — He’s six seven. 彼の身長は? — 6フィート7インチ(約201cm)だよ。
He’s listed at six foot seven. 彼は6フィート7インチで登録されている。
She’s a six-two guard. 彼女は6フィート2インチ(約188cm)のガードだ。
“listed at ~”(〜で登録されている)は、NBAの記事で頻出する表現です。実際の身長と公称が違うことは珍しくないため、あえてこの言い方をします。
NBAでよく見る身長の早見表
| 表記 | 読み方 | 身長 |
|---|---|---|
| 6’0″ | six foot / six-oh | 約183cm |
| 6’3″ | six three | 約191cm |
| 6’7″ | six seven | 約201cm |
| 6’9″ | six nine | 約206cm |
| 7’0″ | seven foot | 約213cm |
ちなみに7フィートを超える選手は “seven-footer”(セブンフッター) と呼ばれます。
あわせて覚えたい、身長・体格まわりのバスケ英語
67の話から一歩進んで、実際の試合中継や記事で頻出する表現をまとめます。
| 英語 | 意味 |
|---|---|
| wingspan | ウイングスパン(両手を広げた長さ)。身長より重視されることも |
| standing reach | 立ったまま手を伸ばした高さ |
| without shoes / with shoes | 靴なし/靴ありの計測値。ドラフトコンバインで併記される |
| undersized | ポジションに対して身長が足りない |
| length | (身長というより)腕の長さ・リーチの長さ |
例文
He has a 7’0″ wingspan despite being six six. 彼は身長6フィート6インチながら、ウイングスパンは7フィートある。
Scouts love his length. スカウトは彼のリーチの長さを高く評価している。
NBAでは身長そのものより wingspan や length が語られる場面が非常に多いので、セットで覚えておくと記事や実況の理解度が大きく変わります。
よくある質問(FAQ)
Q. 「67」はどういう意味のスラングですか?
A. 明確な意味はありません。音の響きだけが流行したネットミーム(brainrot)で、会話に「6」や「7」が出てきたときに叫ぶ、といった使われ方をします。
Q. なぜバスケと関係があるのですか?
A. NBA選手 LaMelo Ball の登録身長が 6’7″(シックスセブン)であり、元ネタの楽曲のフレーズと一致したためです。彼のハイライト動画にこの音源が使われたことで一気に拡散しました。
Q. 6’7″ は何センチですか?
A. 約201cmです。1フィート=約30.48cm、1インチ=約2.54cmで換算します。
Q. 「シックスセブン」と「シックスティーセブン」は違うのですか?
A. 違います。身長としての 6’7″ は「6と7」を並べて six seven と読みます。sixty-seven は数の67を指す別の読み方です。
まとめ
- 「67」に明確な意味はない。 意味のなさこそが本質のネットミーム
- 読み方は 「シックスセブン」。sixty-seven ではない
- 発祥はラップ楽曲だが、バスケのハイライト動画で爆発的に拡散
- 決定打は LaMelo Ball の登録身長 6’7″(約201cm) との一致
- 6’7″ = six foot seven / six seven。英語の身長表記はフィートとインチ
- 実戦では listed at / wingspan / length といった表現もセットで覚えたい
流行語そのものは、いずれ消えていきます。でも、そこから覚えた 「英語で身長をどう言うか」 は、NBAを見続ける限りずっと使える知識です。
次に試合を見るときは、実況が選手の身長をどう読み上げているか、ぜひ耳を澄ませてみてください。
海外スポーツに特化したクイズを作成しています。もっとスポーツから英語を学びたい方はこちらから

